耳鳴り、難聴

耳の構造

 

 

目次(各項目に飛べます)

初めに

今まで見てきた私見

鍼灸は効果ある?ない?

耳の話

難聴の種類

当院の治療

これだけでも見てください

 

 

 

・初めに

耳鳴りや難聴というのは比較的誰しも経験したり耳にしたりする疾患だと思います。

鍼灸院ですと、来院数は多いほうではないものの、割とみられるという印象です。

病院に行って治療をしたけどあまり効果がなく、ほかに何か手はないかと調べる人が多いです。

すぐに止まるような一時的なものはまだいいですが、自分で鳴っていることに気付かない耳鳴りや、耳が詰まっているなという感じの難聴もあります。

 

・今まで見てきた私見

私としては病院の治療と併用して、耳鳴りや難聴になってからすぐに始めると効果が高いなと感じています。鍼灸の開始が遅くなった例で、感音性の難聴(後述します)でも効果が出て、完全とはいかずとも良くなったという方もいますが、やはり早い方が治りがいいです。

耳に対して知識を持っていれば、もし自分や周りの人が耳の疾患になったときに素早く対処できて治る確率も高まると思うので是非、頭に入れておいてください。

 

・効果はある?ない?

鍼灸やマッサージで耳鳴りに対して効果が高いのは、首や口を動かしたときに耳鳴りの音に変化がある場合や、頭や首の筋肉、関節、知覚神経などの問題で生じている場合です。

つまり、簡単にいうと、耳の外側の方の問題だと治りがよく、奥の方の問題だと治りが悪いことが多いという認識です。

軽症か重症かということや、ストレスが関係しているかなど多くの原因があり一概には言えませんが、やってみないことには効果がわかりません。私としてはやる価値があるといえます。是非一度受けに来てください。

 

・耳の話

まずは耳の構造、音が聞こえる経路の簡単な説明をします。

音は振動から発生する波として耳の外側から頭の中心に向かって伝わります。

外側から内側に向かって、外耳→中耳→内耳→脳と伝わります。

外耳と中耳を隔てるのが鼓膜です。中耳には外から来た音を増幅する小さな骨や、喉につながる耳管があります。内耳まで来た音は電気信号に変えて、聴神経を通って脳に到達して“音”として認識されます。

中耳にある耳管は耳の中の圧力を調整しています。山や飛行機で耳がボワッとなるのを調整しているところです。耳管狭窄症や舌咽神経痛など耳と喉は関係しているので耳科や喉科ではなく、耳鼻咽喉科なのですね。

内耳には平衡感覚を司る、三半規管や前庭というものもあり、耳鳴り難聴だけでなく、めまいやふらつきにも関わってきます。

 

耳鳴りも難聴もどちらかだけの場合もあれば、両方という場合もあります。どちらもあるという人が比較的多いそうです。

どちらも、耳の音を聞く機能のどこかが障害された場合に生じることがあります。

 

 

・難聴の種類

さて、難聴は大きく分けて、伝音性難聴、感音性難聴があります。

伝音性は外耳、中耳のあたりで起き、感音性は内耳や脳の方で起きます。

耳鳴りは奥の方の障害で起きることが多いので、感音性難聴と併発しやすいです。

 

難聴は片耳と両耳のパターンがあります。

片耳で起きることが多い難聴は、突発性難聴、低温障害型感音難聴、メニエール病、聴神経腫瘍などがあります。

突発性難聴はよく聞くと思いますが、元気な人でも突然難聴になります。耳鳴りやめまいが伴うこともありますが、メニエール病のようにめまい発作が繰り返すということはありません。原因不明とされ、ストレスじゃない?と言われることが多いです。

低音障害型感音難聴も突然起こり、耳の閉塞感(詰まった感じや水が入った感じ)があったり、低音域の聞こえが悪くなったりします。

原因は不明とされていますが、メニエール病と同様にストレスや疲労などが関係している可能性が考えられています。

 メニエール病は低音障害型の難聴と初期が似ていて、発作を繰り返していくとメニエールと診断されます。耳鳴り難聴ふらつき、めまいがあり、ぐるぐる回るめまいが特徴です。

 

両耳で難聴が起こることが多いのは、老人性難聴、騒音性難聴、薬剤性難聴などがあります。

老人性難聴は、加齢によって細胞が少なくなり、聞こえの悪さや耳鳴りが生じることがあります。生きていれば誰でも起こりえますよね。

騒音性難聴は大きな音を聞いたり、長時間晒されたりするとなる難聴です。耳の閉塞感や痛み、耳鳴りが起きます。雷や映画館、イヤホン・ヘッドホンの長時間使用など気を付けてください。これも早めで軽めの症状なら治りますが、難治性のものも少なくないです。

耳栓を使う、長時間音に晒されないなど、予防が大切です。

薬剤性難聴は薬の副作用で生じます。抗がん剤インターフェロンが原因になることもあります。

 

・当院の治療

東洋医学的には、五行で考えると耳は腎に属します。鍼灸では腎経を中心に、関係する経絡のツボを狙っていきます。経絡というのは気の流れている道みたいなものです。

他にも筋肉や神経への刺激をするので、七草はり灸マッサージ院では顔(耳)周りや手足にアプローチします。

また、どの疾患でも必ず脈診や腹診、舌診などを用いて、全身調整も行います。

鍼灸が苦手な方でも相談しながらマッサージを多く入れることも可能です。

 

西洋医学(病院の治療)では、一般的に血流を良くしたり、ビタミン剤を使ったり、ステロイドを使用します。ステロイドは医師がしっかりと管理しているので心配せずに治療を受けてください。

 

 

・一番大切なこと

最初にも書きましたが、病院での治療と鍼灸やマッサージの治療を併用すること、そしてなるべく早く開始すること。この二点が非常に大事になっていきますので覚えておいてください。